5月1日 は”メーデー” なぜ祝日ではないの?


メーデーは”5月1日”

1889年AFL(アメリカ労働総同盟)会長のゴンパース氏は、第ニインターナショナル創立大会でデモを行うことを要請し、1890年 5月1日 当日に「第一回国際メーデー」が開催されました。

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それが由来となり、5月1日を「労働(者)の日=Mayday」と制定され、アメリカから世界各地に広がりました。

5月1日

また、独自の「Labour day(=労働者の日)」を別の日に制定している国もあるため、5月1日を「International Labour day」とも呼ばれています。

また労働基準に関しては、12月22日「労働組合法制定記念日」をご覧ください。

資本主義と社会主義

最初に起こったメーデーは、1886年5月1日に「合衆国カナダ職能労働組合連盟(後のAFL)」によるアメリカ・シカゴで起きたストライキが発端でした。

この最初のストライキは弾圧されてしまいましたが、力に屈することなく労働者の権利を訴え続けます。

5月1日

メーデーは「労働者の権利を訴える日」ですが、この活動はある意味「社会主義運動」とも言えます。

アメリカといえば資本主義国家であるにもかかわらず、労働環境の改善を訴えたのは、当時の労働時間が1日12〜14時間ほどの超過労働だったためです。

これに大きく反発し「8時間労働」を主張して、大規模なストライキに至りました。

行き過ぎた資本主義は労働者の反感を買うため、バランスが必要です。

日本のメーデー

アメリカで起きたメーデーは日本にも波及しますが、あまり過激なものではありませんでした。

1905年に「平民社」主催による「茶話会」がメーデーの体裁をとっていました。

平民社は社会主義のイデオロギーであり、社会主義国家のロシアに二月革命が起きた1917年以降、社会主義に感化された賛同者が増えます。

5月1日

その後、1920年に東京・上野公園で形式が整った日本初のメーデーが開催されます。

一万人ほどの労働者が集まり労働改善を訴えますが、1936年の二・二六事件がきっかけで戒厳令が敷かれ、全面的に禁止されます。

しかし、第二次世界大戦後のメーデーは色合いが違いました。

戦後のメーデー

第二次世界大戦が終わった後、メーデーは再開されます。

メーデーには権利主張の明確なスローガンがありますが、戦後初のスローガンは「働けるだけ食わせろ!」「米よこせ!」という、あまりにも基本的なことでした。

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5月1日

1946年のメーデーは「飯米獲得人民大会」と揶揄されるほどで、食糧難の日本の危機的状態から立ち向かうために、全国で100万人ほどが参加しました。

5月1日

(写真:毎日新聞

それほど国民は困窮し、生活改善のために逼迫した状況だったことが伺えます。

現在のメーデーは?

全国的なメーデーは、1989年を最後に開催されていません。

日本のメーデーは日本労働組合総連合会全国労働組合総連合(全労連)全国労働組合連絡協議会(全労協)によって開催されています。

現在、メーデーの参加率が減少したのは、全国の労働組合の再編や労働組合への参加率の低下によるもので、そもそも労働組合に属していない会社も多いことが原因です。

5月1日

日本ではメーデーの「社会主義的政治色」の濃さが理由で、参加していない労働者も少なくないと考えられます。

そのため、ニュースで大々的に取り上げられることも減り、一部の参加者が行進しているだけに過ぎないという認識になっています。

そもそも、労働者にとっての資本家のイメージが近年で大きく変化し「気に入らなかったら辞めればいい」という働き方のスタンスへ変わったことも一因です。

日本のメーデーは祝日ではない

4月下旬から5月上旬にかけて祝日が重なり、ゴールデンウィークとなります。

労働者の権利を主張する日のため、海外では80ヶ国以上がメーデーを祝日としていますが、日本は祝日ではありません。

この理由は、あまりにも祝日が重なり過ぎると、金融市場へなんらかの影響が出ることから祝日に出来ないことが理由となっています。

5月1日

しかし大型連休になれば、普段出来ない海外旅行などで消費拡大に繋がるため、5月1日を祝日化する動きもあります。

また、会社によっては5月1日を休みとしている企業も多いようです。

世界では、80カ国以上の国でメーデーを祝日としています。

日本では、5月1日のメーデーは、祝日ではありませんが、会社によっては休日みとして設定されている場合があります。

5月1日

第1の8時間は仕事のために、第2の8時間は休息のために、そして残りの8時間はおれたちの好きなことのために」が世界初のメーデーのスローガンでした。

現在ではブラック企業なども取り沙汰され、かつてよりは働き方が改善されたように思えますが、実際に「8時間労働」の企業は多くありません。

無理をせず、余裕を持って仕事ができるようになるといいですね。

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