1月10日 は”糸の日” 最強の糸は蜘蛛の糸?


糸の日は”1月10日”

2011年に全国納豆協同組合連合会によって 1月10日 は糸の日に制定されました。

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1月10日

お気付きのように「い(1)と(10)」の語呂合わせですね。

「受験シーズンであるこの時期に、納豆が糸を引くように、粘り強さで合格を勝ち取ってほしい」というコンセプトがあるようです。

また、全国納豆協同組合連合会は、糸の日とは別に7月10日を「納豆の日」としています。

糸の種類

糸を造る、つまり紡績の技術の起源はわかっていませんが、約二万年前の旧石器時代には、既に糸の切れ端と思われるものが見つかっているようです。

1月10日

糸には動物が生み出すものや植物から取り出せるもの、化学繊維のように人工的に作ったものなど、種類が豊富にあります。

植物からの糸は細胞壁からなるもので、維管束や皮層にある線維細胞を使用しています。

動物からの糸は羊毛のように外部が糸になっているものと、蚕やクモなどが体内で化学変化させたものの二種類で大きく分けられます。

1月10日

また、化学繊維には石油やパルプなどを使用しています。

糸の単位

糸には、聞きなれない専用の単位があります。

まず、太さを表すのに「テックス」「デニール」「番手」を使用されます。

糸自体の重さが計量しづらいため、数百〜数千メートルで1gに値するものを一つの単位の目安にされます。

1000m=1g=1テックス

9000m=1g=1デニール

番手も紡績した糸の太さを表わす単位ですが、一定の重量に対して、長さがいくらあるかで表わし「綿番手」「毛番手」「麻番手」などが使われます。

ウールには毛番手、コットンには綿番手、麻には麻番手が用いられます。

1月10日

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しかし、テックスやデニールとは逆に、番手数が大きいほど糸の太さは細くなります。

コットン 1ポンド(453.6g)=840ヤード(768.1m)=綿番手の1番手

ちなみにこの計算式を恒重式といい、重さが一定で長さを変化させる場合に用いられます。

逆に長さを変えずに重さを変化させる計算式を恒長式といいます。

糸にも様々な素材があるため、単位が統一されていません。

ウール・コットン・麻などの短繊維(スパンヤーン)では恒重式で番手表示、シルク・化学繊維などの、長繊維(フィラメントヤーン)は恒長式でデニール表示、素材に関わらず使える恒長式テックスなどを使い、それぞれ表されるようです。(参考:日本化学繊維協会

最強の強度を誇る糸は蜘蛛の糸?

クモの糸は、強度に加え伸縮自在という非常に優秀な素材として注目されています。

クモの糸の主成分はアミノ酸、タンパク質ですが、人工的に作り出すのは非常に難しいです。

繊維業界では、なんとかしてクモの糸を利用できないか、試行錯誤が続いています。

しかし、強度のみだとクモの糸よりさらに強い糸が、ミノムシの糸です。

1月10日

ミノムシの生み出す糸は、蜘蛛の糸の更に2.5倍の強度があるとされています。

ですが、ミノムシは出す糸も少なく、既に絶滅危惧種であるため糸自体が希少なものです。

そのため、実用性や改良の余地がありそうなのはクモで、クモの糸が注目されています。

1月10日

クモは、最初に水分が少ない状態の糸で巣を作って、空気中の水分を糸に染み込ませます。

その後巣を作り変える際に、空気中の水分を含んだ巣の糸を自分で食べることにより、水分を摂取しています。

ある研究チームがその習性に目をつけ、カーボンナノチューブが含まれた水をクモに吹きかけてみたら、最強の蜘蛛糸が製造された報告があります。(参照:MIT Technology Review

ちなみに、クモが自分の蜘蛛糸に絡まらないのは、粘着性の無い縦糸をつたるからです。

1月10日

糸の歴史はとても長く、人類の生み出した技術の中で「火」と「糸」が無ければ、技術の発展は無かったとされています。

それほど重要な糸なのに、未だに未開の領域が残されているとは、奇跡の素材なのかもしれません。

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1月10日 は”糸の日” 最強の糸は蜘蛛の糸?” に対して1件のコメントがあります。

  1. みえ より:

    蜘蛛の糸は良く聞きますが、ミノムシの糸は蜘蛛の糸より強度があるんですね。
    初めて知りました。

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